[最も好ましい] きりのなつお 304412-霧の夏生 日没
本書は、桐野夏生の書き換えた林芙美子物語であると同時に、林芙美子に書き換えられた桐野夏生という現代作家の肖像でもあるに違いない。 評・鴻巣友季子(翻訳家) * 新潮社・1785円/きりの・なつお 51年生まれ。桐野夏生( きりの なつお) 著 『日没』 です。 桐野夏生と言えば、 女性ハードボイルド小説の 草分け的な存在と言えます。 『顔に降りかかる雨』で 江戸川乱歩賞を受賞すると、 1998年に『out』を発表。 それが爆発的ヒットとなり、桐野 夏生(きりの・なつお) 1951年生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。98年『out』で日本推理作家協会賞(同作品は英訳され、日本人初のエ ドガー賞候補となる)、99年『柔らかな頬』で直木賞、03年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎 柔らかな頬 で1999年上半期の直木賞 芥川 直木賞の受賞作家 写真特集 時事ドットコム 霧の夏生 日没